他人の入れ歯を渡された

入れ歯がまったく合わない

様々な過程を経て、ようやく入れ歯を手に入れた時のことです。

持ち帰った真新しい入れ歯を洗面所ではめようとしたところ、どうにも自分の口内に合わないのです。歯医者で試しに付けさせてもらった時は確かに合っていたのに、どうしてだろうと不思議に思いました。

あくる日、入れ歯がまったく合わないことをかかりつけの歯医者に告げたところ、歯医者はハッとした表情で私の入れ歯を預かり、しばらくしてから驚くべき事実を告げてきたのです。

入れ歯の間違い

なんともまあお粗末なことに、別の方の入れ歯を間違って私に渡してしまったとのことでした。そんなことがあっていいのかと、私は非常に呆れ返ったものです。入れ歯の渡し間違いは私に迷惑がかかるだけでなく、本来の入れ歯の適合者にも迷惑がかかるわけですから、しっかりしてくれと思わざるを得ませんでした。

その後、私には私専用の入れ歯がきちんと渡されたわけですが、この入れ歯ももしかしたら間違って他人に渡され、その他人の口内に一度は入ったものなんじゃないかと考えてしまうと、どうにも付ける気分にはなれませんでした。

なので、他の歯医者に行って改めて入れ歯を作ってもらう、という二度手間を味わうはめになりました。決して安くはない費用が無駄となり、私の懐は一気に寂しくなりました。入れ歯の渡し間違いなどという冗談では済まされない医療事故は、本当にもう勘弁してもらいたいものです。

post on 2016-2-17